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![]() ミッション:都心の人工光農園を探る探検場所:PASONA O2 (パソナオーツー)
ずっと気になっている場所があった。 まだ大学受験生だった頃のボクは、気象条件等に左右されずに農作物を安定供給できる植物工場が実現できないかと夢想(当時既に日立中央研究所などでは植物工場の研究が始まっていたとのことだが、ボクは知らなかった。)し、農学部への進学も考えていた。 結局はまったく違う分野へと進んだのだが、それから約25年経った今、光源をはじめ様々な技術の発達、研究の進展により、かなり実現し始めたことを知り、感慨深いものがあったからだ。(※植物工場については、植物工場研究所や、植物工場普及振興会など、ウェブサイトでもいろいろと情報があります。)
就農支援施設PASONA O2を開設したパソナは、1976年に主婦の社会復帰支援をすべく、人材派遣会社として創業したとのことだが、それにしてもなぜ、人材派遣会社が農業分野へ進出したのか? 1階の受付からエレベータで地下2階に降りるといきなり爽やかな空気に包まれた。 これが本当にビルの地下なのだろうかと思う酸素の濃さと新鮮さ。 明るく洒落た内装も心地よい。PASONA O2は、中心に研修や社員の福利厚生イベント等にも使用されるカフェテリアスペースがあり、その周りに「花畑」、「ハーブ畑」、「棚田」、「果菜類栽培」、「野菜畑」、「育苗室」の6つの部屋を配置している。
(左)皇居、東京駅も間近く、オフィスビル群がそびえる大手町。ビルの地下に農園があるなんて、想像もつかない。
「花畑」では、寿命が長く、消費電力の少ないLEDにより花の栽培を行っている。栽培植物は季節によって入れ替えているとのことで、お邪魔したときには睡蓮が綺麗な花を咲かせていた。照明は青色LEDと黄色蛍光材を組み合わせた白色LED。演色性に優れた白色LEDのおかげでもあるが、鮮やかな葉の緑色や綺麗な花の色にうっとり。
光の色(波長)の違いが植物の育成に与える影響を赤、青、緑のLED照射により植物栽培例も展示していた。
(左)多くのハーブ類は、その生育や有効成分の蓄積に青色光を必要としており、ここでは、青色光を十分に含むメタルハライドランプを用いて土耕栽培を行っていた。ハーブの香りにリラックス。 (右)「棚田」では、太陽光に近い色とされるメタルハライドランプと寿命が長くランプ効率が良い高圧ナトリウムランプを組み合わせ、稲を燦燦と照らしていた。
「棚田」の部屋に入ると見事な稲穂の海! 思わず感動してしまった。以前は、3つの品種を植えていたとのことだが、訪ねた時は、水耕(養液)栽培、土壌栽培、セラミック粒子の人工土壌栽培の3つの方法が試みられていた。
「野菜畑」でも光源はメタルハライドランプ。唐辛子の赤と緑が鮮やかだった。天候リスクや自然災害がない閉鎖型環境で野菜を栽培する植物工場は、日本でも増加しているという。
思わず「わぁ、美味しそう!」 隊員Fとともに叫んでしまった"完熟"トマト。光源は蛍光灯で、壁面をアルミ箔で覆うことで反射させ、効率をアップさせていた。
「育苗室」では蛍光灯を利用した4段式栽培施設2台で、無農薬のサラダ菜を栽培しており、おいしいドレッシングをかけて見学に訪れた人に無料でサービスしている。
PASONA O2 |
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